FARET TACHIKAWA ART

no.002

新宮 晋

Susumu Shingu

size
6770x4080x3400mm
material
stainless steel, aluminum, corten steel
換気口 vent

訪問者

Visitor

新宮晋は動く彫刻をつくる作家です。地球の呼吸ともいえる風や、血液ともいえる水という、自然のなかで形になりにくいものを、金属の工作物によって捉えようとしてきました。それは手品のような童話の世界です。風や水という透明なものの存在を知らせるためにこれらの仕掛けは微妙で精巧なものでなくてはなりません。そこに作家の力量があるのです。

新宮晋/日本

Susumu Shingu/Japan

1937 -

1937年大阪生まれ。1960年東京芸術大学絵画科卒業、イタリア政府奨学生として渡伊

1960-62 年ローマ国立美術学校で絵画を学ぶ。1966年よりミラノで立体作品制作を始める。

1971-72 年ハーバード大学視覚芸術センターより客員芸術家として招かれ渡米。

風や水で動く立体作品で世界的に著名な作家であり、高さ数メートルのパブリックアートの作品も多く手掛けている。また、彫刻に限らず、舞台演出、絵本の執筆など多彩な活動を行っている。

1998 年「三宅一生パリ・コレクション1999春夏」の舞台装置を手がける。 2001年 東京銀座のメゾン・エルメスで個展「自然との出会い」を開催。2002年第43回毎日芸術賞特別賞。2007年第4回円空大賞を受賞。2010 年旭日小綬章を受章。

主な国内外のアートワークは2001 年メゾン エルメス(東京銀座)、2012年メルセデス・ハウス(アメリカ、ニューヨーク)など多数。

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