no.015
白川昌生
Yoshio Shirakawa
size
(a)1800 x 4800 x 10mm, (b)4040 x 1660 x 10mm
material
galvanized steel
車路 parking ramp
白川昌生は地下に入る車路を使って仕事をすることになりました。
そこで彼は、車路全体の平面図にある形を車路の壁に金属の切り抜きでつくり、車路の横にある植栽のなかに立てるという作品をつくりました。建築上すでにできてしまった形をネガとポジでつくるというのは知的なゲームであり、見る人に発見の喜びを与えます。
白川昌生/日本
Yoshio Shirakawa/Japan
1948 -
1948年北九州市に生まれる。1970年に渡欧、ストラスブール大学文学部哲学科にて哲学を専攻。1974年パリ国立美術学校入学、1981年国立デュッセルドルフ美術大学を卒業、マイスターの称号を受ける。1983年に帰国し、1993年に地域とアートをつなぐ美術活動団体「場所・群馬」を創設。2002年北九州ビエンナーレでの「アートと経済の恋愛学」(北九州市立美術館)、2007年「フィールドキャラバン計画」(群馬県立近代美術館)など、国内外で活躍する。社会、経済、思想などと深く関わることを重視し、展覧会の企画や執筆活動も含めた広範な表現活動によって高い評価を得ている。主な著書に『日本のダダ1920-1970』(水声社1988・2005)、『美術、市場、地域通貨をめぐって』(水声社2001)などがある。群馬県立女子大学、前橋工科大学講師。