FARET TACHIKAWA ART

no.071

ロバート・ラウシェンバーグ

Robert Rauschenberg

size
1560 x 1830 x 710mm
material
bicycle,neon tubes, glass, H-shape steel
駐車場のネオンサイン neon sign for a bicycle parking lot

自転車もどき VI

Bicycloid VI

ラウシェンバーグは反アパルトヘイトやエイズをなくすための運動に深くかかわり、作品においても社会的な問題を扱ってきました。その材料には、絵の具などと一緒に新聞紙のような日常の道具が使われ、彼の作品においては社会と美術が同じ線にあるかのようです。今回は普段使っている自転車にネオンをつけて面白くしたものを、駐車場のサインとして使ったものです。

ロバート・ラウシェンバーグ/アメリカ

Robert Rauschenberg/USA

1925-

1925年アメリカ生まれ。色彩、スケール、形態やその他絵画の要素の探求のみに専念した抽象表現主義が美術の領域から社会性や現実感を排除してしまったと考え、ラウシェンバーグは1953年頃より偶然見つけた新聞記事の切抜き、写真、絵葉書などをイメージの中に導入し、コンバイン絵画を作り始める。その後、ベッドのキルト・カヴァーや鳥の剥製など三次元のファウンド・オブジェを画面に足すことから、従来の絵画の二次元空間の概念をも変革していく。画面に現れる社会的側面と同様、実生活においても反アパルトヘイトやエイズをなくすための運動など、社会的活動に深く関わってきた。64年のヴェネチア・ビエンナーレのグランプリや、78年のブランディス賞、98年の第10回高松宮殿下記念世界文化賞受賞他多くの賞を受賞し、今世紀を代表する作家の一人。

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