no.099
ロベルト・G・ヴィラヌエヴァ
Roberto G. Villanueva
size
1200x400x500㎜
material
bronze
道祖神(車止め) guardian deity figure (bollard)
都市の神
Urban Deity
毎年10月13日開帳 Open to the public on October 13 every year ヴィラヌエヴァは都市の近代化によって失われた固有の文化をつかみ直すために地方に移り住み、そこで他社も参加する表現活動を行ってきました。彼の作品には古代からの習慣や、儀式が入ってくるのです。立川では両性具有の都市の神をつくりましたが何度も壊されました。この神である作品は毎年10月13日に御開帳される以外は厨子にしまわれることになりました。
ロベルト・G・ヴィラヌエヴァ/フィリピン
Roberto G. Villanueva/The Philippines
1947-1995
急速な近代化のもたらす自然と人間の間のバランスの喪失や、失われていく固有の文化を見直すため、80年に首都マニラから、従来の文化が色濃く残る高地バギオへ拠点を移す。87年地元の芸術家たちでバギオ・アーツ・ギルドを結成。88年に屋外の展示を主体とした、大衆と芸術の関わりや、土着の文化と新しい芸術表現の融合を模索する国際ビエンナーレを開催し、注目を集める。従来人や自然が持っていた潜在的な力をテーマに、大衆と共に作り、経験を通じて参加者の内側に新たなる意識を育むといった作品が特徴。また、アニミズムを導入したパフォーマンスもよく知られる。孤児院の設立や植林、地震の救済活動など社会的な貢献も大きい。東南アジア及び近隣諸国の文化全般にも精通していた。95年白血病で死去。