no.013
田中信太郎
Shintaro Tanaka
size
8800x8000x4000mm
material
bronze, stainless steel, corten steel
換気口 vent
風の吹く場所
A Place Where the Wind Blows
田中信太郎はドライエリアの上に鉄とステンレスの線によって飛翔する3つのブロンズ製の球体を浮かせました。これはいつも微妙に揺れていて、それは3つの金属がささやかにふるえる声のように感じられるのです。作家の作品はいつも詩のような、あるいは言葉の発語、発生期の酸素のような飛翔の瞬間を定着しようとするまなざしによってできています。
田中信太郎/日本
Shintaro Tanaka/Japan
1940 -
1940年東京都生まれ。1972年ヴェネチアビエンナーレ日本代表。1960年代のアンデパンダン展、ネオ・ダダ・オルガナイザーズでの活躍など、戦後の前衛美術の旗手のひとりに数えられる。緊張感を孕んだミニマルな絵画、彫刻作品群など、現在も独自な表現を貫き、倉俣史郎を筆頭にデザイナーや建築界にも強い影響を与えている。2003年国立国際美術館で回顧展を開催した。