no.041
チャールズ・ウォーゼン
Charles Worthen
size
730x465x270mm
material
bronze
散水栓カバー water faucet cover
水瓶
Water Quiver
ウォーゼンはチューブを使った有機的な形をよく使います。今回つくった4つの散水栓のためのカバーはすべて植栽の中にあります。植栽は街が存在する以前にあった自然の緑を思い起こさせます。昔、人びとは水を井戸から汲み上げ、家まで器で運びました。その器のようなもので散水栓のカバーをつくろうと考えたのです。この器は、水を考える際に重要な、象徴的な意味をもっています。
チャールズ・ウォーゼン/アメリカ
Charles Worthen /USA
1958 -
1958年ボストンに生まれる。大学卒業後日本へ留学し、東京芸術大学彫金科で博士課程を修了。形が楽に曲がることからゴムを原型に、有機的なフォルムの彫刻を作る、人の内臓や果実など植物を思わせるような美しい形態が特徴、空間における作品のスケール感に重点を置く点はミニマリズムの流れを意識しているが、作品が発表される場の歴史的な繋がりなど、人間の発展や文化などと関わり合いを模索している部分が、新しさを感じさせる、土、灰、糖などの有機素材を樹脂などで固めた作品は、形態自体を独立した生命体に仕立て上げようとしているかのようだ。現在ドイツのケルンに在住。近年までの発表活動は長期滞在していた日本が目立つ、94年にはケルンのガブリエル・リヴェットなどで発表。