no.004
岡崎乾二郎
Kenjiro Okazaki
size
4000x25000x4000㎜
material
steel
換気塔 vent
この作品がつくられていた頃、それは造船所に横たわる船の竜骨のようであり、シロナガス鯨のあばら骨のようでした。6個の排気口をおおう構造を、岡崎はコンピューターを使って美術作品に仕上げたのです。線にはいろいろな表情がありますが、この線には日本と西洋の文化的な落差をこえた普遍的な美術言語で語ろうと努力している日本作家の自己表現が見えるのです。
岡崎乾二郎/日本
Kenjiro Okazaki/Japan
1955-
1955年東京生まれ。1981年のデビュー後、絵画、彫刻、レリーフ、建築、ランドスケープデザイン、舞台美術など、多岐な創作活動を展開。1982年パリ・ビエンナーレ招聘。1986年Asian Cultural Council の奨学金により渡米。2002年「ヴェニス・ビエンナーレ第8回建築展」では日本館ディレクターを務めた。2007年現代舞踏家トリシャ・ブラウンとのコラボレーション、1994-2003年広島県庄原市「灰塚アースワークプロジェクト」ランドスケープデザインなど国内外で精力的に活動をしている。武蔵野美術大学彫刻学科客員教授。