FARET TACHIKAWA ART

no.040

篠原有司男

Ushio Shinohara

size
1550x1200x780mm
material
bronze
駐車場サイン sign for parking lot

ケンタウルス・モーターサイクル

Centaur Motorcycle

これはカエルが乗ったオートバイのお化け、オートバイの神様です。篠原有司男は気合で生き、気合で仕事をしてきた作家で、その面目がこの作品にもあふれています。車輪やチェーンやスポークの形が見えるとはいえ、全体にあるのは作家の手が握った粘土のぐにょぐにょとしたかたまりの連続なのです。握って形ができていく時の体験、それは彫刻の出発点かもしれません。

篠原有司男/日本

Ushio Shinohara/Japan

1932-

1932年東京都生まれ。1953年東京芸術大学油絵科に入学するが、アカデミックな教育に反発し、1957年中退。1960年ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズのメンバーとして活躍、「ボクシングペインティング」「イミテーションアート」等を行う。1969年ニューヨークに渡り、現在まで在住。1972年初めて段ボールを使ったオートバイ彫刻を制作。

2007年第48回毎日芸術賞を受賞。2012年ニューヨーク州立大学ニューバルス校ドースキー美術館で初の回顧展を開催。2013年篠原夫妻の日常を綴ったドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」がサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞を受賞。日本でも全国で公開された。

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